ベッチン(別珍)
毛足の短いよこパイル織物で、見た目にはコーデュロイのような畝がなく一面が毛羽で覆われています。
コール天(コーデュロイ)
パイルでたて方向に畝を現したよこパイル織物です。
畝の幅はいろいろ有り、細いもので1畝が1.3mmから太いもので10mm以上のものも有ります。
※ コーデュロイは畝数(Wale数)で分別され1インチ(2.54cm)にいくつ畝が有るかを表しています。
数字が小さいほど畝幅が太く、大きいと畝幅が細くなります。
<コーデュロイの歴史>
太陽王と呼ばれたフランス国王ルイ14世(1638~1715年)の戴冠式に、南フランスの織物業者がコーデュロイを献上したのが発端と言われています。その後、庭仕事をする召使いの制服として用いた事から評判となり「王様の畝(Corde du Roi)」と呼ばれるようになりました。18世紀中半ばから始まった産業革命によって大量生産が可能になり、18世紀のヨーロッパ中で広がりました日本では、明治時代の頃から下駄の鼻緒にコーデュロイを使用したものが人気で需要が大きいことから1896(明治29年)に製織を始め福田地域を中心とする産地が形成されました。